普段何気なく使っているガスコンロから緑の火が出たらビックリしますよね!
そこで、ガスコンロが緑の火になる原因、そうなった時の対策方法についてお伝えします。
危険な火の色の見分け方、色別の対処法も掲載していますので、参考にしてみてください。
なにかと料理に重宝するガスコンロなので、正しいお手入れで長く使えるといいですよね♪
この記事の内容
- ガスコンロから緑の火が出る理由
- ガスコンロの火が緑になったらどうする?
- ガスコンロの火の色で危険を見分ける方法
ガスコンロから緑の火が!
ガスコンロから緑の炎出てくるんだけど pic.twitter.com/Giz0qVQB0I
— 💐 (@h_sheph) November 8, 2020
ガスコンロを付けると、青っぽい火で、先端が時々赤くなるのが通常の状態です。
ロウソクの火が赤いのに対して、ガスコンロの火が青いのはより高温になっているため。
なんとガスコンロの温度は、およそ1700℃から1900℃くらいまで上がります!
ところで、時々ガスコンロが緑の火になって、ビックリすることはありませんか?
ガスコンロから緑の火が出ても大丈夫なのか?心配になったので、詳しくリサーチしてみることに。
ガスコンロの火が緑になる原因
ガスコンロが緑の火になるのは、バーナーキャップの金属が炎症反応を起こしている可能性があります。
ガスの火が出る部分をバーナーキャップと呼び、ここには銅や真鍮が使われていることが多いです。
コンロの掃除をする際に、強い酸性の洗剤や漂白剤を使いませんでしたか?
ガスコンロのバーナーヘッドが銅を含む金属の場合、強い酸を含む洗剤で掃除すると金属が溶け出して、点火するとその中の銅が炎色反応で緑になるらしいです
— たれいしぃ (@tareishy) October 7, 2022
または、ガスコンロの近くで洗剤や漂白剤を使用すると、同じ現象になることがあります。
これらを使うことによって、バーナーキャップの金属が溶け出し、加熱することによって塩化物や硫化物となります。
学生の頃に理科の授業で、ガスバーナーの火の色が変わる実験の記憶がある方もいると思いますが、それと一緒ですね。
この炎症反応によって、ガスコンロが緑の火となるため、危険性はなく、安全に問題はありません。
ガスコンロから緑の火が出たときの対策
もしガスコンロから緑の火が出たら、バーナーキャップを掃除してみましょう。
酸性の洗剤に反応してガスコンロが緑の火になっているなら、洗剤の付いた部分を水洗いすればOK!
以下の方法を一度試してみてください。
手順①
ガスコンロからバーナーキャップを外す。
手順②
使い古した柔らかいハブラシや器具ブラシで、優しく水洗いする。
手順③
水気をしっかり拭いて、乾燥させる。
手順④
バーナーキャップを正しい位置に設置する。
取扱説明書にお手入れ方法が載っているので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
ガスコンロから緑の火が出ても安全ですが、ガス代を抑える効果もあるので、日頃からお手入れしましょう~
ガスコンロで危険な火の色とは?
ガスコンロで危険な火の色は何色なのか?色別に見ていきたいと思います。
ガスコンロで危険な火の色は?①黄色
ガスコンロの火が黄色の場合、バーナーキャップが傾いたり浮いたりしている可能性があります。
換気をせず酸素が不足している状態でも、不完全燃焼を起こして、黄色の火になることも。
バーナーキャップが正しい位置か確認して、換気をした後に、もう一度火をチェックしてみましょう。
料理中の吹きこぼれでも、ガスコンロの火が黄色になることがあるみたいです。
A.味噌汁には塩化ナトリウムが含まれており、そのナトリウムが炎色反応を示したから。
— KW-Q-C (@quizwelike) September 20, 2015
ガスコンロで危険な火の色は?②オレンジ色
ガスコンロの火がオレンジ色の時、近くで加湿器を使ったり、お湯を沸かしていませんか?
これも炎症反応の一種で、水道水に含まれる微量のアルカリ金属が空中に漂って、ガスコンロの火に反応しているから。
下記事案について検証結果が得られましたのでご報告します。
①都市ガスの炎🔥が赤く変色した件
→ 室内で加湿器を使用していると、その影響でガスコンロの炎の色がオレンジ色になることがあります。
これは、水道水に含まれる微量のアルカリ金属と、ガスの炎が反応したためです。(東京ガスHPより) pic.twitter.com/kT6M2Zl7B2— 榛乃 ゆら里(Haruno Yurari) (@harukaragenki) January 13, 2019
このような時は、加湿器やお湯を沸かすのを止めて、換気したまま、ガスコンロの火をチェックしてみてください。
ガスコンロで危険な火の色は?③赤色
ガスコンロが赤色の火になるのは、いくつか原因が考えられます。
魚焼きグリルを使うと、空中に塩分やカルシウムが漂って、ガスと炎症反応を起こして赤色になることがあります。
これは特に問題ないので、魚焼きグリルの使用を止めれば、火は赤色から青色に自然と戻るでしょう。
もう一つ考えられるのは、ガスバーナーの空気の通り道が狭まって、不完全燃焼を起こしているということ。
この場合バーナーキャップが目詰まりして、汚れが酸化してススとなり、鍋底が黒くなることが多いです。
居酒屋の業務用2口ガスコンロを修理しています。
不完全燃焼して赤火で燃えるため、『鍋底が真っ黒になってしまう!』とのご依頼です。
バーナー部を取り外して煮こぼれ他を掃除中。もう一息かな。
直ればまた青い炎で完全燃焼しますよ! pic.twitter.com/olfcIH2ZbA— 豊橋ガス屋 スガノガス代表取締役 菅野文章 (@suganogas) July 8, 2016
このような現象が起きたら、器具ブラシを使ってバーナーキャップを掃除してみてください。
それでも改善されない時は、機器の不具合の可能性が高いので、ガス会社に連絡して、点検してもらいましょう。
ということで、ガスコンロの火の色が黄色やオレンジ色の場合は、安全だと分かっていただけたでしょうか。
バーナーキャップを掃除しても赤色のままだと危険なので、プロに見てもらうことをおすすめします。
ガスコンロから緑の火が!このまま使うと危険なの?:まとめ
ガスコンロから緑の火が出るのは、バーナーキャップの金属が、酸性の洗剤や漂白剤と炎症反応を起こしている可能性が高いです。
このような場合は、バーナーキャップを外して、柔らかい歯ブラシや器具ブラシで水洗いしてみてください。
ガスコンロの火が黄色やオレンジの場合はあまり問題ありませんが、赤色になったら要注意!
魚焼きグリルを使うのをやめたり、バーナーキャップを掃除しても火が赤色のままなら、ガス会社に点検してもらいましょう。
安全安心にガスコンロを使うためにも、火の色に気をつけて、対策を知っておきたいものですね~