組体操には、様々な技がありますが、同じ名称でも人数を変えて行うものがありますよね。
例えば「サボテン」がそれにあたるのですが、皆さんはこの技をご存知でしょうか?
組体操のサボテンは、コツが必要な難しい技の1つです。
2人技でも難しく、苦労する人が多い中、実は3人技もあるんです!
今回は、組体操のサボテンのコツややり方などに着目して、しっかりまとめていきますよ~!
この記事の内容
- 組体操のサボテンのコツ
- 組体操のサボテンを実施する上での注意点
- 組体操のサボテンの複数人技
組体操のサボテンのコツは?
サボテン(組体操) pic.twitter.com/gqbCNPNfFH
— キッカ@固定ツイRT助かります (@kikkaito) February 13, 2016
サボテンは上段と下段に分かれて、それぞれが後ろや前に体を反らせながらバランスをとる技です。
完成した姿勢で一定時間留まることができると、とても美しいですよね^^
これを成功させるためにも、組体操のサボテンのコツをしっかり学んでおく必要がありますよ!
2人技のサボテンは、肩車をした状態から、体勢を整えるのが一般的です。
3人技では、腰を低くした下段の2人に、上段となる人が足をかけて上にあがりますよ。
ここで、上段と下段のそれぞれについて、組体操のサボテンのコツとやり方を説明していきます。
まず、下段の人です。
下段の人は、体を上下させる動作があるので、足腰の筋力を鍛えておくことが必要です。
2人技の場合は、肩車の状態から頭を抜かなければなりません。
この際、なるべく自分の腰を下げるようにして、上段の人が安定していられるようにしましょう!
最終的には、背筋を伸ばし、おへそを前に出すようにすると、どっしりと安定した姿勢になりますよ^^
次に、上段の人です。
上段の人は、姿勢に気を付けていくことが大切ですよ。
猫背にならないように背筋をピンと伸ばすことが、キレイに見せるポイントです!
そして、下段の人をきちんと信頼して、ブレることなくしっかりとポーズを決めるようにしましょう!
これが、上段と下段の人それぞれの、組体操のサボテンのコツとやり方になりますよ!
組体操でサボテンをする際の注意点
今日は子どもの小学校の運動会。小4の長女のエイサーと同じくらい、小6の組体操に感動しました。危険なピラミッドとかやらなくても、一番ラストまで「みんなで力をあわせること」の努力に会場から大きな拍手が。危険な組体操じゃなくてもすばらしいし、私の地元の皆さんはそれをわかっています。 pic.twitter.com/QqkzvkpTiE
— 町田のマチ子さん (@SOLzGcuxFGEmujL) May 25, 2019
組体操は一般的に、大人数で上に高くなる技ほど、危険性が高くなりますよね。
以前には、大きな事故につながってしまった事例もあります。
そのようなこともあったため、組体操の廃止が訴えられているのも事実です。
しかし、日本体育大学教授で国際体操連盟の役員の荒木達雄氏は以下のように述べていますよ。
組体操の意義は、手を貸し合って1つの形を造ることで信頼関係の大切さを学ぶことにあります。
そしてもう1つは、実は『造形美や創造美』を学ぶという側面があります。
大きな技の失敗による事故ばかりがクローズアップされがちですが、派手でなくとも正しい姿勢が保たれた組技を学ぶ意義はあるのです。
出典:HUFFPOST
みんなで一つの作品を作り上げることで、一体感が生まれるのも確かですよね。
組技の楽しさや正しい姿勢を学ぶことを目的にするといいんですね!
組体操のサボテンも、コツを掴み、安全なやり方で取り組むことが必要ということになります。
では、組体操のサボテンを行う際の注意点はどのようなことがあるのでしょうか。
サボテンは、下段の人が肩車から立ち上がる際などに高さが出やすく、バランスを崩しやすいです。
さらに、肩車の状態から上段の人を下す際にも安定しづらいため、姿勢の練習がとても大切です。
壁の前で肩車を行い、後ろに倒れにくい状況で練習したり、前側にマットを置くなどして、ケガの防止に務めましょう。
また、補助となる人を必ずつけるようにして、目が届きやすいよう少人数制で行うことも大切ですよ。
画像①のサボテンは膝を持つ位置が間違ってるから、美しくない上に危険なんです。画像②が正しい膝を持つ位置です。
まあ、それすら知らない教師が組体操の指導をするからケガ人が多いんだが…
ちなみに体育大でも習わないんですよ。 pic.twitter.com/uufcaRMu0c
— 合法先生 (@barbeejill3) January 27, 2020
あとは、上段の人が足を置く位置、下段の人が膝を持つ位置をしっかり把握することが安全につながります。
最初は、下段の人が正座をした状態で練習し、上段の人の立ち位置が把握できたら、立つと良いかもしれません。
ぜひ参考にしてみてくださいね^^
複数人で行う組体操のサボテンも紹介
一目惚れして 衝動買いした
サボテン🌵 癒しです(* ´ ` *)ᐝ pic.twitter.com/LdZxmEoT1a— 月~るな~🌙*.。 (@lunaluna_23) August 24, 2022
さて突然ですが、サボテンの葉の生え方と組体操のサボテン、どこか似ていませんか?
組体操のサボテンの名前は、この形に由来していると言われています。
写真を見てもわかるように、サボテンは胴部分から子株がどんどん出ていて、組体操のポーズにそっくりですよね!
組体操のサボテンは、複数人で行うと、実は「サボテンウォール」という技になるんです!
この「サボテンウォール」は、3人技のサボテンを繰り返した形態になっているんですよ~^^
組体操のサボテンのコツとやり方をマスターすれば、比較的安全にみんなで大技を決めることが出来ますよね!
皆で力を合わせて作り上げた技は、きっと見に来た家族を感動させることが出来ると思いますよ!
組体操のサボテンのコツややり方が知りたい!ポイントはここ!:まとめ
今回は、組体操のサボテンのコツややり方などに着目してまとめてきました。
組体操のサボテンは、植物のサボテンの形に由来して名付けられ、胴部分を軸に、子株が増える様子を表現します。
上段と下段に分かれて、それぞれが後ろや前に体を反らせてバランスをとるこの技は、決まるととても美しいですよ!
組体操のサボテンは、2人技だけではなく、3人技やそれを繰り返した形態のサボテンウォールもあります。
2人技では、肩車からこの体勢に移行しますが、この際バランスを崩しやすいため、安全への配慮は欠かせません。
姿勢をしっかり安定させることがとても大切であり、練習をしっかり行う必要があります。
後ろへ倒れにくい環境や、マットによるケガの防止、補助員の導入などを取り入れるようにしましょう!
大人数で1つの大技を決めることができると、観ている人に感動を与えられるはずです。
ぜひ、しっかり練習して安全に取り組みましょう!